もうすぐ母の日。毎年この時期になると、何をプレゼントしようか悩んでしまいます。色々と悩んだ結果、今年は「お花」「お菓子」「お茶」を贈ろうと決めました。
毎年なんとなくお花をプレゼントしていましたが、数年前から両親が祖父母の介護のため遠方に住み始め、毎日バタバタしている母にほっとできる時間を作って欲しいと思ったからです。
いざ贈りものを考え始めると「なにが好きだっけ?」「嫌いなものは?」「これで本当に大丈夫かな?」と悩んでしまい、なかなか決められず…。
ああでもないこうでもないと考えていたら、「このお菓子大好きなんだ~」と母が言っていた、月餅(げっぺい)というお菓子を思い出しました。
母は月餅を食べる時、いつも決まって温かいほうじ茶と一緒に食べていたので、これだ!と思った私は横浜の中華街でお出かけがてら買うことに。
月餅は中国の伝統的なお菓子で、中秋の名月にお月見をしながら食べるもの。家庭円満や家族の団欒を表すとされているのだそうです。
昔の私は月餅を好んで食べるほうではなかったのですが、贈りものとは別に自分用にも買って食べてみることに。
「めちゃくちゃおいしい…!」
今まで食わず嫌いしていたことへの後悔と、好きなものが増えた気がして少しうれしい気持ちになりました。
贈りものをきっかけに自分の好きなものが増えたり、その人のことを思い返したり、喜ぶ姿を想像しながら何かを考えることは、とても素敵な時間だなと改めて感じました。
贈りものが母の手に届くのはもう少し先ですが、どんな反応が返ってくるか楽しみに待ちたいと思います。
スタッフ matsumoto
ホーム部卸担当。最近、休日に料理することにはまっています。 それがきっかけでお皿や器が気になり始めました。