〈あげて⇄もらって〉新しい発見のギフト店
花や空、動物などの自然のものから服や建物などの人工物に至るまで。
わたしたちの世界はたくさんの色であふれています。そしてその色一つひとつに、名前がついています。
「色の辞典」では、そんな日常にあふれる色たち367色が、シンプルでかわいらしいイラストと共に紹介されています。
本は色を大きく赤・黄・緑・青・紫・茶・黒・白に分け、そのカテゴリーに分類される細やかな色それぞれに名前の由来や成り立ちが添えられています。
例えば「赤」。紅、茜、緋色、牡丹色 etc.と、「赤」一色に対して日本語だけでもたくさんの種類が。そのどれもが異なる「赤」を表しています。その繊細な視点に、わたしたちが普段いかに物事を単純に捉えているか気づかされます。
カバーの窓から色鉛筆がのぞく装丁は遊び心たっぷりで、プレゼントにぴったり。
ぱらぱらと眺めるだけで色の楽しさ・奥深さを再発見できる一冊は、友人・知人への贈りものだけでなく、進学や進級のお祝いにもおすすめです。
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著:新井美樹
大きさ:16×11cm
ページ数:256ページ
初版:2018年3月