今年ブランド設立15周年を迎えたLISETTE(リゼッタ)。心地よい肌ざわりと、クラシカルで遊び心あるデザインが人気のアパレルブランドです。
GIFTGRAPHYではリゼッタの豊富なアイテムの中から、贈りものにぴったりな小物を中心にご紹介しています。
ここではそんなブランドの魅力を、その歩みとともに紐解いてみようと思います。
■きっかけは魅力的なリネンとの出合い
ブランドの始まりは、デザイナーの平真実さんがヨーロッパで出合った、日常で使われるリネンの魅力を伝えたいという想いから。2006年、二子玉川にカフェとブティックを併設する形で1号店がオープン。
その後、店舗のリニューアルなどをかさねながら営業を続け、自由が丘や鎌倉、淀屋橋など関東と関西を中心にブランドも広がっていきました。
ブランド開始から2年後の2008年には、今では恒例となったオリジナルテキスタイルの発表をスタート。フランスの原風景や日常の景色、そして記憶などをインスピレーションにして生まれる柄たちは、リゼッタのお洋服をさらに魅力的に彩り、新旧問わずファンの方たちに愛されています。
■昔の町の洋裁店のようなブランドに
ブランド名であるリゼッタは、フランスの古い国語の教科書からもらったもの。フランスの古い女性名で、日本でいう「花子」みたいなものなのだそう。
その名前には、「大切な人のためにつくりだした1着を、修繕を繰り返しながら着尽くしてもらえるような、そんな昔の町にあった洋裁店のようになれたら」という気持ちが込められています。
年代問わずに多くの女性を魅了するわけは、そんな想いが念頭にあるからなのかもしれません。
■心地よく、優しい服づくりを
日々の暮らしで衣服を身にまとうことは決して特別なことではなく、身近で、日常的なもの。だからこそ、平さんはふだん着るものの心地よさを大切にしているそうです。
その考えの通り、リゼッタで使われる素材は天然素材を中心に、着心地だけでなく機能性も重視したもの。確かにリゼッタ定番のリネンも、着やすく、お手入れしやすく、愛着をもって長くそばに置いておける素材です。
この15年で、リゼッタの生み出すアイテムもお洋服だけでなくバッグやタオル、下着やシーツなど生活に寄り添うもの全般へと広がりました。
それらの小物ひとつひとつが持つ繊細さと美しさからも、お洋服と同じようにデザイナーの想いやこだわり、そしてそれを支える職人さんの丁寧で高い技術を感じることができます。
平さんは言います。
「常に思うことは、日々身につけるものが身につけたくなるものでありたいということ。自然に手に取るものすべてが心地よく、使い手だけでなくつくり手にとっても優しい服でありたい。そうやって美しい循環をつくることができたなら幸せです」
そんな平さんの真摯な想いがあるからこそ、リゼッタは多くの方に愛され、ここまで育ってきたのかもしれません。
お客さまと一緒にどんなストーリーが紡がれていくのか、これからも楽しみです。
〈LISETTE リゼッタ〉
高品質のヨーロッパリネン、天然素材を基本にものづくりをしているアパレルブランド。「身体や生活に本当に心地よいもの」を念頭に置き、長く大切にしたいと思える、愛おしいものを生み出しています。
LISETTE 公式サイト:https://lisette.jp/