300年以上続く“富山の薬売り”文化の中で薬瓶をつくるガラス職人が多くいたことから、富山は古くから“ガラスの街”と呼ばれています。
そんな富山で制作しているWASHIZUKA GLASS STUDIO 鷲塚貴紀さんの作品は、シンプルを追求したかたちの中に、素材の美しさが感じられます。
■探していたのは、定番になる美しいガラス
私たちが探していたのは、誰かの食卓の「定番」になるガラス。
1.シンプルで均整がとれている、どんな食卓にもすっと馴染むもの。
2.同じものが安定してつくられていて、お客さまの買い足しリクエストに応えられるもの。
3.それでいて、個人がつくっているもの。
こんなわがままを叶えてくれるガラスをエンベロープの定番としたいと探していました。そこで出合ったのが、WASHIZUKA GLASS STUDIOによるガラス作品です。
「作家というより職人」とご本人が話す通り、日々使う日用品を目指してつくられているWASHIZUKA GLASS STUDIOのガラスは、シンプルで潔いデザイン。
食卓で様々な素材の器と並べたときに溶け込むように、落ち着いた佇まいになるように制作されています。
■用途はたくさんの小さなコップ
その中のひとつ、「cup short」はclear/smokeの2色展開のシンプルなコップ。shortタイプは、飲み口が約85mmと広め。見た目よりたっぷり入ります。飲み物だけでなく、デザートや前菜などにも活躍しそうな形です。
▲左:claer、右:smoke
〈clear〉
clearは底面を炎で焼成することで焦げ目がつき、ほんのり黄色い艶がでています。
〈smoke〉
うっすらとしたグレーを纏ったsmokeは、口元に黒いマットガラスを施し落ち着いた印象に。
■飲み物に、前菜に、デザートに
アイスコーヒーをいれてみました。smokeは色付きガラスでも透明感を失わないようにつくられているため、中の氷まではっきりと見えます。

▲左:clear、右:smoke
色とりどりのミニトマトを蜂蜜とビネガーでマリネにした、前菜の器として。
▲smoke
カフェリゼッタのミューズリー、マスカルポーネチーズ、フラベドのジャム、アイスクリームを重ねて。簡単なおやつも、美しいグラスに盛りつければちょっとしたデザートのように。
▲clear
■長く、大切に使いたいガラス
シンプルなデザインだからこそ、暮らしの定番として長く大切に使っていきたいWASHIZUKA GLASS STUDIOのガラス。ご自宅用に限らず、贈りものとしてもきっと喜ばれます。
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素材:ガラス
色:clear/smoke
サイズ:直径約85mm×高さ約70mm
※手作業で制作しているため、色・形に多少の個体差があります。また、気泡や細かな傷、細かな黒点が入る場合があります。
※食洗機、電子レンジ、オーブンは使えません。
※耐熱ガラスではありません。熱湯をいれると割れる可能性がありますので、ご注意ください。
※画面表示の色は、ご利用の環境等により実際の色と多少異なる場合があります。
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■ エンベロープオンラインショップのコラムでご紹介しています。
(エンベロープのサイトに移動します)
《つくり手ファイル》そこになじむガラスの器 /ガラス作家鷲塚貴紀さん