〈あげて⇄もらって〉新しい発見のギフト店
日本の道具の魅力を気づかせてくれる「東屋」が手掛けた「散蓮華」。その名は散った蓮の花びら一片のかたちからついたといわれています。
良質な粘土の産地で知られる三重県・伊賀地方の土を練り、型打ちと呼ばれる方法で成形。すくいやすく口に含みやすい大きさで、持ち手の先は花びらにとまった蝶をイメージしています。テーブルに置くと自立するため、かわいらしいたたずまいも楽しめます。
表情の決め手となる釉薬も土と同じ伊賀産。柔らかなホワイトグレーの「石灰」、温かみのある穏やかな白の「志野」、飴のような艶やかな黒の美しさが際立つ「黒飴」、複雑な風合いに独特の表情が浮かぶ若草色の「松灰」の4種類をご用意しました。釉薬を揃えて統一感を出したり、様々な組み合わせで違いもお楽しみいただけます。
自然な粗いままの土を使っているため、焼成すると石ハゼといって表面近くにあった小石が浮き出てくることがあります。伊賀らしい現象として石ハゼを活かしています。気になる場合はヤスリで削ってお使いください。
使用前、米のとぎ汁を入れた鍋に入れ、10分ほど煮沸して「目止め」を行ってください。表面にできたでんぷん質の膜により、汚れや匂いがつきにくくなります。
「東屋」