〈あげて⇄もらって〉新しい発見のギフト店
陶磁器の名産地の一つ、三重県伊賀。かつて琵琶湖の湖底であったというこの地では、耐火度の高いやきものに適した土が採れるのだそう。
手仕事なので多少個体差はありますが、サイズは直径約27.5×8.5cmです。
2~3人分の鍋の材料を盛りつけたり、お正月などお祝いの席のお皿にしたり、日常の大皿料理にも活躍してくれます。鉢なので、汁気を含んだ料理を盛りつけるのにもよさそうです。和食だけでなく、パスタやサラダ、フルーツを盛りつけて使っても。楽しい食卓の雰囲気をより盛り上げてくれます。
「土と釉薬は同じ山のものを使え」という先人の教えを守り、九寸鉢には釉薬も伊賀産が使われています。
同地で採れた灰や長石を原料にした釉薬。「石灰」、「志野」、「黒飴」、「松灰」の4種類をご用意しています。
▲上から「石灰」、「志野」、「黒飴」、「松灰」
●石灰
細かな貫入をまとった「石灰」は、柔らかなホワイトグレー。すっと食卓になじみ、他の食器とも自然に調和します。
●志野
安土桃山時代に生まれた志野釉を藁灰で再現したという「志野」は、明るすぎない穏やかな白。細かに入った貫入が味わいを添えています。
鉢が届いたら、使う前に「目止め」をしてください。米のとぎ汁を入れた鍋に器を入れて、10分ほど煮沸します。デンプン質の膜ができて、水漏れやひび割れが防げます。
気を付けてほしいのは、長時間水分につけたままにしないこと。底から水分が染み出ることがあるそうです。
使い終わったら中性洗剤で洗い、カビが発生しないようよく乾燥させてください。
素材:伊賀土、石灰釉、志野釉、黒飴釉、松灰釉
サイズ:直径約27.5×高さ約8.5cm