〈あげて⇄もらって〉新しい発見のギフト店
「玄米の持つ力を未来に伝えたい」香川県のまるざ発芽玄米研究所は、そんな想いから様々な新しい食べ方を発信しています。「焙煎玄米もち米粉」は、片栗粉代わりに料理に気軽に取り入れるのがおすすめ。そのまま玄米茶としても楽しめます。
グルテンフリーの認知拡大とともに、年々注目が高まっている「米粉」。昔は小麦粉アレルギーの方のための代替食品の位置づけでしたが、最近は普段の食事に取り入れる方も増えているそうです。
まるざ発芽玄米研究所のつくる米粉は、自家栽培のもち玄米を焙煎してつくった「焙煎玄米もち米粉」。栄養素を極力損なわず短時間浅焙煎し、粉砕しています。焙煎することで、米糠の酸化を止めて10ヶ月の保存ができるそう。
一般的な米粉と比べて、米糠や胚芽も含んでいるため栄養価が高く、焙煎玄米ならではの香ばしさが感じられます。
▲ほんの少し、茶色がかった色
また、お湯に溶くと、少しとろっとした玄米茶として飲むことができるのも特長のひとつ。
朝起きて朝ごはんを食べる前にこの玄米茶を一杯飲むと、身体が内側から温まるとともに、ほんのり甘く重湯のような満足感もあるため胃腸が落ち着きます。
▲湯のみ一杯に、大さじ1程度を溶くとちょうどよい割合。ダマになりやすいので、少量の水で溶いてからお湯を注いでください
揚げ物の衣やとろみ付けとして片栗粉を使うシーンで、気軽に置き換えて使ってみてください。
一番のおすすめは、唐揚げの衣。サックサクの仕上がりで、空気を含んでいるよう。米粉は小麦粉より油を吸いにくいので、このような軽い食感になるそうです。
焙煎玄米もち米粉に使われているのは、ツヤがきれいで粘りがあるもち米「クレナイモチ」です。
農薬や化学肥料はもちろん除草剤も一切使用せず、また水にもこだわり、生活用水も混じらない清らかな水で大切に育てています。
精米する白米と比べて、丸ごと食べる玄米は残留農薬が気になるところ。まるざ発芽玄米研究所は、未来の環境のことを考えて「自分たちが扱うお米から変えよう」と自然栽培に行き着きました。
農薬や化学肥料はもちろん、除草剤も一切不使用。水にもこだわり生活用水が混じらない清らかな水で大切に育てられています。
まるざ発芽玄米研究所の大切にしているのが、未来に誇れるものを残すこと。 その想いに賛同し、現在17件の農家が玄米の自然栽培を行っています。
とはいえ農薬、化学肥料、除草剤を使わずに育てるのは、簡単なことではありません。 特に草取りは過酷な作業だそうです。
「草の根は深く、採っても採っても草が生えてきます。 中には除草剤を1回だけといって使用した方がいました。
その方には心を鬼にしてその年のお米は買い取れないと伝え (自分の家用や母の家用に購入しましたが)、 私も草抜きに行くから除草剤は使用しないでとお願いしました。 翌年翌々年は苦労もありましたが 4年後には収穫量も増え喜び合えました」
(写真提供:まるざ発芽玄米研究所)
普通米と比較した写真を見せてもらったのですが、自然栽培米の根は太く立派。 つける実の数が多く、生きる力の強さを物語っていました。
「玄米が持つ力を未来につなげたい」 特別な人だけでなく、誰もが食生活に取りいれられるように。
商品づくりや自社に併設した玄米食レストランを営みながら、 さまざまなかたちでその魅力を発信しつづけています。
▲代表の山川瑞穂さん(写真提供:まるざ発芽玄米研究所)
名称:焙煎玄米もち米粉
原材料名:もち玄米(香川県産)
内容量:110g
保存方法:直射日光や高温多湿を避け冷暗所に保存、開封後はお早めにお召し上がりください(要冷蔵)。