〈あげて⇄もらって〉新しい発見のギフト店
大阪の昆布専門店、こんぶ土居の創業は1903年(明治36年)。北前船によって北海道の昆布が大阪に集められたのは、江戸から明治時代にかけてのこと。
昆布文化が発展した時代から現在に至るまで、同店ではその魅力を発信しつづけています。
▲こんぶ土居があるのは、大阪市中央区の空堀(からほり)商店街。店内は無垢の松の床、漆喰の壁、あたたかみのある光を放つ船舶用の照明…。そのあたたかみは、同店の製品づくりに通じるものがあります
出汁をとる家庭が少なくなった今、4代目の純一さんは産地への訪問やだし教室の開催など、様々な取り組みを行っています。日本の伝統的な食文化を次世代に受け継いでいくために。
参考:こんぶ土居の原材料について
こんぶ土居のつくる食品の原材料ひとつひとつが、とても厳しい目で選ばれています。以下、原材料についての考えと「細切しおふき」に使われている各調味料の選定基準を、パンフレットから抜粋します。
▲同店のウェブサイトやパンフレットでは、昆布だけに限らず食材についての情報発信をしています
--以下、抜粋--
醤油
天然醸造醤油が良いのは当然ですが、脱脂加工大豆よりも、丸大豆で作った醤油のほうが良く、それもいろいろな理由で、国産のものであれば、いうことはありません。昔から良い醤油を作る場合には、ニガリ分を除いた食塩を使ったものですから、わざわざニガリを添加した食塩を、醤油を作るのに要求する必要はないと思います。また、みりん等を加えたものも見かけますが、これは各人が良い物を選び、必要な場合にのみ使えばよいのではないでしょうか。
添加物や化学調味料を使っていない本物の醤油は、塩辛く感じますが実際の塩分はそう多くはなく、又少し多いとしても、使用量を加減すれば、減塩醤油を沢山使うよりは良いと思います。
こんぶ土居使用のものの原材料表示・・・丸大豆・小麦・塩
みりん
古来よりの製法で作ったみりんは、あまり見かけなくなりましたが、探せばまだ残っております。
本来は、もち米と、米麹と、米または酒かすを原料とする本格焼酎だけで作るものですが、最近のものは本格焼酎のかわりに、甲類焼酎(醸造用アルコールをうすめたもの)を使ったり、糖類や各種調味料を添加したものが、本みりんという名前で出廻っております。みりん風調味料は、みりんとはまったく別のものです。
こんぶ土居使用のものの原材料表示・・・もち米・米麹・米焼酎(乙類)
酒
清酒は本来、米と米麹だけで作るものですが(純米酒)、多くは工業的に作られた醸造用アルコールで増量されています。本醸造と表示されている酒もこれに含まれます。かつて戦中戦後の物資不足時に、少しの米で酒を作るため純米酒をアルコールでうすめ、糖類・有機酸・調味料などで味付けする製法が開発され、いまだに受け継がれています。
純米酒にもピンからキリまでありますが、平均して他のものよりは良いようです。
こんぶ土居使用のものの原材料表示・・・米・米麹
砂糖
砂糖にはいろいろな種類がありますが、いちがいにどれが良いとは言えず、用途によって使い分けるべきだと思います。江戸時代に研究開発された和三盆糖は、上品な味と香りで、和菓子や和風料理などには最高のものですが、数百年前に日本に渡来した在来種のさとうきびで、和三盆をつくっているところは、ほとんどないと思います。
こんぶ土居では和三盆糖と北海道甜菜糖を使用しています。
--以上、抜粋--
原材料名:だし(水・鰹節・真昆布)42%、真昆布(北海道函館市)26.6%、醤油(大豆・小麦・塩)23%、味醂(糯米・米麹・米焼酎)3.5%、酒(米・米麹)3.5%、和三盆糖1.4%、全国料(仕込量)
内容量:40g
保存方法:冷暗所
賞味期限:1か月以上のものをお届けします
食品を含むため、お客様都合での返品・交換は承れません。
-----------
■ エンベロープオンラインショップのコラムでご紹介しています。
(エンベロープのサイトに移動します)